優等生が適応障害になるまで⑥ ~コロナと仕事と派遣と私~
みなさん、こんにちは。
M.Iです。
的なね。
皆さん、コロナ禍で生活はどう変わりましたか?
働き方がリモートワークに変わった方も多いのではないでしょうか。
リモート飲みはしましたか?
ビデオ通話はしましたか?
私の周りも、どんどんリモートになっていきました。
さて、詳細は伏せますが、
私は前回、仕事量が2倍になったよとお話ししましたね。
そんな時、コロナが訪れます。
私の仕事はコロナによって「めちゃくちゃ忙しくなる」仕事でした。
2倍に増えた仕事は、
3倍、4倍と膨れ上がりました。
そんな私の仕事の一つに、
派遣さんのマネジメントがありました。
諸々とりまとめをしていた私は、
派遣さんの業務管理も簡単にではありますがしていたんですね。
ふと、派遣さんがこんなことを言い始めました。
「今の業務量がつらい、しんどい、もう辞めたい。」
わかります。そうですよね。
という気持ちと同時に、
ああ、申し訳ないなぁ。
そんな気持ちになりました。
私がもっと1人前だったら、こんな思いをさせなくて済むのになぁ。
そんなことを思いながら、私はこの業務過多の状況を変えなければならないと思いました。
ただ私は、誰かに仕事を押し付けるとか、
助けてもらうなんて発想は毛頭なく、
どうすれば仕事を減らして、派遣さんを救えるのかわかりませんでした。
だから私は、先輩にこんな相談をしました。
「派遣さんの業務が多すぎます。正直私の業務も多すぎます。
どれか削ってください、これ以上無理です。引き受けないでください。」
つまり、無理なものを可能な状態にしてくれ、ではなく、
無理だから消してくれとお願いしたんですね。
結果、説教をされました。
本当にお客様のことを考えているの?と。
そりゃそうですね。
だって今まで回ってたんですもん。
7時半から22時まで私が一人で業務をして、
派遣さんにも無理を言って残業してもらって、
なんの問題もなく回ってたんですもん。
それぞれの作業は簡単なんです。
10分もあればできるはずなんです。
計算上、できるという計算なんです。
絶望しました。
そっか、助けてもらえるわけないんだなぁと。
じゃあ私が派遣さんの分もやらなきゃいけないなぁと。
そして、派遣さんの仕事も巻き取りました。
といっても全部は無理だったので、少しではありますが。
また業務が増えました。
さらに、派遣さんに電話をかけては、
ほぼ毎日10分ほど愚痴を聞くという仕事も自分から増やしました。
そして、うちの会社でもリモートワークが始まりました。
ここからが怒涛の転落。
誰も私を監視しなくなった、
誰も私を止めなくなった、
結果以外が見えにくくなった、
直接コミュニケーションが取れなくなった、
そんな環境で私は、
ついにかろうじてとっていた休憩と食事の時間を削り始めました。
7時半から22時まで、
毎日ノンストップで働きました。
しかし、おかしなことが起こりました。
業務時間は増えているはずなのに、
なぜかこなす仕事の質も量も下がっているのです。
「お世話になっております。〇〇です。」
この一文を打つだけなのに、
何度も何度も間違えるんです。
「01.〇〇ファイル_ver.0.1」
ファイル名を付けるだけなのに、
何度注意されても何度確認しても、
「01_〇〇ファイル_ver.0.1」
数字の全角半角も、
正しい記号も、
まともに書けないんです。
「プロとしてどうなの」
「丁寧にやって」
「量はいいから、半角全角ちゃんとみて間違えないようにやって」
「なんでこれはできてるのにこれはできてないの」
「うまくいかない理由を教えて」
わかりません。
なんでできないのかなんて、もうわかりません。
それでも私は、7時半から22時まで働きました。
何度も何度も丁寧に注意して見直してやり直すために、
もっともっと時間を使っていきました。
それでは今回はここらへんで。
また次回、お楽しみに!